彼女が精神安定剤をフリスクみたいに食べてますが大丈夫?

精神安定剤の種類について

以前は精神安定剤を大きく二種類に分ける言葉として、「メジャートランキライザー(抗うつ剤)」と「マイナートランキライザー(抗不安薬)」がありました。
マイナートランキライザーとは、心を穏やかに鎮め、落ち着きを得る効果を持つ薬を指すのに対して、メジャートランキライザーはさらに強力な鎮静作用があり、また気分を落ち着かせるだけではなく、妄想や幻覚、幻聴といった症状を改善する効果がある薬に対する呼び名でした。
この二種類の分け方は現代でも使われることがありますが、実は薬の作用をあまり正確に表したものではものではないということで、以前ほど使われてはいません。

そして、現在では主にかつてのマイナートランキライザー(抗不安薬)を指して、精神安定剤と呼ぶようになってきています。
さらにその中で「セロトニン1A部分作動薬」と「ベンゾジアゼピン系抗不安薬」という種類に分けられています。
両者の中でも、臨床の場で使用されている薬の多くはベンゾジアゼピン系抗不安薬です。
これは、セディール錠などのセロトニン1A部分作動薬は、副作用が軽く安全性が高いのですが、効果も非常にマイルドなため、より効果がはっきりしているベンゾジアゼピン系の抗不安薬が好まれるからです。

それでは、代表的な抗不安薬であるベンゾジアゼピン系の抗不安薬をいくつか見てみましょう。

・デパス:効き目が強く持続時間は短い、依存性の強さがある、筋弛緩作用がを持つ
・ソラナックス:効き目は中程度で持続時間も中程度、バランス型
・ワイパックス:効き目が強く持続時間も中程度
・レキソタン:効き目が強く持続時間も中程度、デパス同様筋弛緩作用を持つ

このような感じになるかと思います。

精神安定剤の選択をするときの基本的な考え方としては、どの程度の強さの薬を選択すべきか、どの程度の作用時間の薬を選択すべきか、というふたつの観点があります。
もちろん薬は強いほど良い訳でもなく、症状の重さ、強さに応じて慎重に選択すべきなのは言うまでもありません。
自分にとって、ベストな薬を選ぶようにしたいものです。